2011年09月02日

廃屋の洋館

その時、兄が持って来たのはSM小説の雑誌だった。

確か文庫本サイズで、表紙に艶かしいイラストが描かれていた。


それを見せられたのは、学校から家への道から

大きく迂回した場所にある、誰も住んでいない洋館だった。


父と母が揃って外出している日は、たまにしかなかった。


だけど、兄に抱かれることで

女の悦びに目覚め始めていた私は、とても待てなかった。


兄妹だから、連れ立って帰っても変とはいえないが、

周囲の目を考えると、不審がられはしないかと怖かった。


また、家の近くでは、今度は近所の目が気になったから、

私たちは、その半ば廃屋になっていた洋館で逢瀬をしていたのだ。
 
writed for 近親相姦SM奴隷 by 美隷 | 道程