2011年09月04日

縛り絵

その洋館は、十年近く前に持ち主が失踪したとかで、

中は荒れ果てて、窓ガラスは半分以上が割れていたけれど、

二階の奥の方にあった書斎らしい部屋は、比較的ましな状態だった。


そこにあった大きな木の机が、私たちのベッド。

天板をよく拭き、くたくたのバスタオルをシーツ代わりにした。


私は机の傍に立って、兄の差し出した雑誌を開いた。

まずグラビアのイラストで、裸にされた女の人が目に入った。


リアルな絵だった。両手を背中で括られ、体をくねらせている。

表情は悩ましげで、女の私から見ても妖艶に映った。


後ろに寄り添ってきた兄の手が、制服のファスナーを下ろした。

上着を脱がされ、手はブラジャー越しに乳房を掴んでくる。


次第に息が荒くなってゆくのが、自分でもわかる。

雑誌から目を離せないまま、私は兄の愛撫に身を任せていた。
 
writed for 近親相姦SM奴隷 by 美隷 | 道程