2011年08月25日

特別な存在

義理とはいえ、兄と妹。

タブーを犯している自覚はあった、少なくとも私には。

兄はそんな私を見かねたのかもしれないと、今となっては思う。


私にとって兄は、初めての男性だった。

父母が留守だったあの夜、抱かれた布団のシーツに鮮血が散った。


親に気づかれないように始末したが、

夜中に新しいシーツをふたりして、家中探し回った記憶がある。


自ら望んで飛び込んだ筈の、近親相姦という禁断の道。

私には言わなかったが、兄は母との関係も続けていたらしい。


私は、兄の特別な存在、たったひとり愛される者でありたかった。

兄が古本屋で買ってきた一冊の雑誌を私に見せたのは、

志望大学に合格したという知らせのあった、あくる日のことだった。
 
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2011年08月20日

理想の兄さん

私と兄は血がつながっていないので、

正確には、近親相姦とは呼ばないのだろう。


連れ子同士ではあったけど、兄が出来るというのは、

一人っ子だった私には、インパクトがあることだった。


小さな頃から繰り返し読んでいた、少女マンガやジュニア小説、

その世界に浸り、思い描いていた通りの強さ、カッコよさ。


母に連れられ、初めて四人で食事をしたあの日、

私は兄を「待ちわびていた理想の兄さん」として受け止めた。


高校1年生だった兄は、態度はとんがってはいたけれど、

スマートで背も高く、その瞳には優しい光が宿っていた。
 
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2011年08月17日

私自身が望んだ

二十代後半で結婚した私。

すぐに授かった子どもも、来年は小学校に入学する。


夫とつき合い始めて、結婚して、妊娠・出産して、

その間も途切れることなく、私は兄に抱かれてきた。


それもノーマルなセックスじゃない。

兄がご主人様、私は絶対服従の奴隷。


抱いてと求めたときの立場は、私の方が強かったのに、

いつの間にか逆転して、兄の支配を受け入れるようになって。


だけど、すべては私自身が望んだこと。

後悔はしてないわ……きっと。
 
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